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京都市北区にある上賀茂神社。
京都最古の神社である上賀茂神社は、境内全体がユネスコ世界文化遺産です。
正式名称は「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」。
御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)です。
賀茂別雷大神は、その名の通り「雷のごとく強い力で厄をはらう」とされており、ご利益は厄除け・雷除け・災難除けなど。
また、賀茂別雷大神の母・玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀る下鴨神社と共に、京都三大祭りの一つである「葵祭」の舞台でもあります。
世界遺産・上賀茂神社では、一体どのような御朱印をいただけるのでしょうか。
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目次
上賀茂神社の御朱印種類・受付時間や場所は?
- 受付時間:9:00~17:00
- 受付場所:細殿向かって左側の朱印受付
※神事の日には御朱印をいただけない可能性もあるので、詳しくは公式ホームページにてご確認下さい。
上賀茂神社の御朱印受付時間は9:00~17:00です。
参拝は5:30~17:00となっていますので、御朱印受付前に参拝を済ませるのも良いですね。
御朱印受付場所は、二の鳥居をくぐり、立砂(たてすな)・細殿(ほそどの)に向かって左側の朱印受付です。
国宝・本殿の拝観には500円必要ですが、上賀茂神社の境内・朱印受付の入場は無料となっています。
上賀茂神社の御朱印の種類は、通常御朱印は1種類のみ。
また、上賀茂神社のオリジナル御朱印ではありませんが、四神相応の思想にちなんだ「京都五社めぐり」の朱印もいただけます。
上賀茂神社の御朱印
上賀茂神社の御朱印は片面タイプになります。
初穂料は300円、御朱印帳に直書きしていただけます。
流れる文字が美しい、シンプルな御朱印となります。
書いてある内容は、「山城国一の宮(やましろのくにいちのみや)/賀茂別雷神社」です。
山城国とは京都南部の旧国名のこと。
「やましろ」とは、古くは「山背・山代」という漢字で記され、平城京からみて「奈良山のうしろ」にあたる地域を指しました。
794年の平安京命名の際に、時の桓武天皇が「山城」と改めたと言われています。
この御朱印は、上賀茂神社は下鴨神社と並び、山城国で一番格式高い神社であるということを意味しています。
また、右上には上賀茂神社の御神紋である双葉葵(ふたばあおい)の印があります。
ハート型の葉っぱが可愛らしい印です。
この双葉葵は、神と人を結ぶ草として古来より大切に守られてきた植物。
上賀茂神社・下鴨神社で行われる「葵祭」と、深い関わりがあります。
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京都五社巡りの御朱印
上賀茂神社は、京都五社巡りの一社です。
京都五社めぐりの専用の色紙(色紙代1,000円・朱印料込/2か所目以降は朱印料300円)もお求めになれます。
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専用色紙に朱印をいただくようになります。
京都五社とは、四神にちなんで平安京を守護する神社のことで、中央が平安神宮・北の上賀茂神社・西の松尾大社・東の八坂神社・南の城南宮を指します。
御朱印は朱印のみと簡素ですが、全てを集めると最後に参拝した神社で記念品の授与があります。
五社めぐりはとても人気があります。
せっかくなので残り4か所の神社にぜひ参拝して五社めぐりをされてください。
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上賀茂神社の限定御朱印について
上賀茂神社では、令和元年に「新元号慶祝御朱印」を授与されていました。
現在は限定御朱印を頒布されていないようですが、今後も何かの折りに頒布されるかもしれません。
上賀茂神社境内摂社の新宮神社には、開門日限定の御朱印があります。
片面の書置きのみとなり、初穂料は300円です。
御朱印受付は、おみくじなどを授与している受付所です。
御朱印をいただけるのは、新宮神社が開門する第2・第4日曜日のみ。
配布日が限定されているので、日付を含む全てが印刷されています。
受付時間は10:00~16:00と、上賀茂神社の御朱印受付より短い時間になっています。
開放日限定の授与となりますが、無くなり次第配布を終了してしまうのでご注意下さい。
摂社・新宮神社の限定御朱印は1種類です。
御本殿に祀られている高龗神(たかおかみのかみ)という、龍の神様が描かれています。
高龗神は、「心を豊かにして身体を守る神様」と言われています。
画面中央でとぐろを巻き、にらみを利かせています。
表情はどこかユーモラスで、何となく可愛く見えてきますね。
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上賀茂神社の御朱印帳のデザインやサイズ・価格
上賀茂神社のオリジナル御朱印帳は1種類です。
サイズは16×11㎝(文庫本サイズ)、価格は1,000円です。
深い紺色と、金色のコントラストが美しい御朱印帳です。
表紙に描かれているのは、上賀茂神社のトレードマーク・細殿と立砂。
素材は布地に金の箔押しがされています。
大人っぽい印象で、ご年配の方や男性にも人気がありそうです。
御朱印帳の表紙にもなっている細殿は、国の重要文化財に指定されています。
細殿は、古くから天皇・斎王(さいおう)や上皇の参拝の際の、著到殿(ちゃくとうでん)としての役割を果たしてきました。
著到殿とは、まず入御して装束等を整える場所のこと。
細殿の前に2つ並んでいる立砂は、御祭神である加茂別雷大神が降臨された神山(こうやま)の形を模したものです。
神様を招く憑代(よりしろ)としての役割があります。
また、立砂は現代の清め砂の起源とも言われています。
綺麗な円錐形に盛り上げられた白砂は、間近で見るとインパクト大。
写真撮影可能なので、記念の一枚を撮りたいスポットでもあります。
この御朱印帳を見れば、自宅に帰っても上賀茂神社の光景を思い出しそうですね。
背表紙には、神紋の双葉葵が中央に配置されています。
また、オリジナルではありませんが、神仏霊場専用の御朱印帳(2,700円)と全国一宮専用の御朱印帳(3,000円)もお求めになれます。
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御朱印巡りにおすすめ!御朱印の基礎や御朱印情報を持ち歩くと便利です。
スマホやタブレットで見ればいいじゃん!って思いますよね。見たい時に別の事をしなくては行けなかったらどうしますか?
御朱印情報から神社の住所をマップで調べる・・・これって一緒に出来ませんよね!
いざ!という時はやはり書籍が1番です!!
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まとめ
世界遺産である上賀茂神社。
広大な境内には、今も美しい自然が遺されています。
春には桜の名所としても有名で、樹齢150年の「斎王桜」を始め、それぞれ謂われある桜が植えられています。
参拝後は、美しい建物や四季折々の自然を写真撮影するのも良いですね。
カメラ片手にゆっくり散策すれば、御手洗川(みたらしがわ)のせせらぎに癒されること間違いなしです。
なお、国宝・本殿や、御祈祷に関する建物は撮影禁止ですのでご注意下さい。
また、上賀茂神社の境内には新宮神社以外にも、縁結びで有名な摂社・片岡社があります。
御祭神は、上賀茂神社の御祭神の母・玉依比売命。
上賀茂神社と対とされる下鴨神社では、この玉依比売命を祀っています。
玉依比売命は、恋愛の神様・女性の守護神とも言われ、紫式部も片岡社に通ったという説もあります。
そのため、片岡社の絵馬は紫式部がモチーフになっています。
縁結びのご利益の為に、今でも多くの女性が参拝にいらっしゃいます。
上賀茂神社に参拝されたら、ぜひ一緒にお参りすることをおすすめします。
さらに上賀茂神社では、境内の広さを活かしたイベントや市を色々と開催しています。
ゆとりのある広い空間なので、混雑が苦手な方にもおすすめです。
今年はコロナウイルスの関係で、規模を縮小したり開催の可否を直前に決定されたりしているようです。
行事を避けて静かに参拝をするのも良いですし、イベントに合わせて参拝するのも良いですね。
その時には、ぜひ御朱印を記念にいただくことをおすすめします。
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