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創祀1900年を迎えた熱田神宮には三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祀られています。
日本武尊(やまとたけるのみこと)がなくなられたのち、妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)が神剣を奉納するために建立されたと伝わります。
名古屋市熱田区という都会にありながら、境内の面積だけで、約6万坪、境外の敷地を合わせると約9万坪です。
東京ドーム約5個分の敷地に、いくつのお社が祀られているか存知ですか?
境内
・本宮
・別宮(一社)
・摂社(八社)
・末社(十九社)
境外
・摂社(四社)
・末社(十二社)
なんと四十五社ものお社が祀られています。
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目次
熱田神宮の御朱印種類・初穂料・受付時間や場所
- 受付時間:7:00~日没まで
- 受付場所:下記、御朱印種類にて紹介
- 初穂料:志納(お気持ち)
熱田神宮では、古くから御朱印のことを「御神印」と呼んでいます。
(ここでは便宜上、御朱印と書かせていただきます)
御朱印の受付時間は午前7時から日没までです。
日没というのは日が落ちるまでということですので、季節によって時刻は変わります。
まだ明るいかなと思っていても、意外と日が落ちるのは早いもの。
広い境内を歩いているうちに日が落ちてしまうということもありますので、時間に余裕を持って参拝するのがよさそうです。
初穂料は「神印料」と書かれた箱に入れますが、金額は「志納(お気持ち)」ということで具体的な設定はされていません。

迷った時は、一般的な御朱印代と同じ300円が無難ですよ。
熱田神宮でいただける御朱印は5種類あります。
- 熱田神宮(本宮)
- 別宮 八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
- 上知我麻神社(かまちかまじんじゃ)
- 高座結御子神社(たかくらむすびみこじんんじゃ)/境外
- 氷上姉子神社(ひかみあねこじんじゃ)/境外
御朱印が複数あることは珍しくないようですが、熱田神宮では御朱印をいただけるお社一つにつき1種類です。
どの御朱印にも、「奉拝」の2文字右側に書かれ、中央縦三分の一くらいの大きさの四角い印が押されています。
シンプルな御朱印だけに、どのお社の御朱印か見分けがつきやすいですし、それぞれの御朱印の筆致が楽しめます。
「奉拝」とは神を敬い、つつしんで拝むこと。
広い神宮ですので、ゆっくり時間をかけて奉拝したいですね。
御朱印がいただける場所は次のとおりです。
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熱田神宮(本宮)
正門(南門)の鳥居をくぐってから10分ほど歩くと到着します。
正門から本宮までの間に参拝前のお清めをする手水舎があり、参拝前にここで心身を清めてから先に進みます。
熱田神宮本宮の御朱印は、本宮に向かって右手の授与所でいただけます。
2009年(平成21年)、創祀1900年記念事業で新しく建てられたばかりの新しい授与所はどっしりとした構えでかなりの存在感があります。
授与所の前には人の列を整理するためのポールが設置されており、参拝者の多さが伺えますね。
別宮 八剣宮(べつぐうはっけんぐう)
一の鳥居(正門・南門)を入ってすぐ左側に入って右側に鎮座している別宮が別宮八剣宮です。
別宮八剣宮は708年(和銅元年)に新造された神剣を祀るために建立されました。
この神剣は草薙神剣の形代(かたしろ)と言われており、お祀りしている主神、宮の造り・行事にいたるまで、本宮に準じています。
武家の信仰が篤かったと伝わる別宮八剣宮の御朱印は、同じ敷地内にある上知我麻神社の社務所でいただけます。
上知我麻神社(かまちかまじんじゃ)
熱田神宮正門の左側の敷地に入って正面が入って正面にあるのが上知我麻神社です。
正門の左側にある鳥居の向こうにすぐ見えていますので、迷うことはないでしょう。
祭神は日本武尊の妃・宮簀媛命の父であり初代の尾張国造りとされる乎止與命(おとよのみこと)。
「知恵の文殊様」として知られています。
上知我麻神社の両脇には大国主社(おおくにぬししゃ)と事代主社(ことしろぬししゃ)が鎮座しており、毎年1月5日に行われる「初えびす」の人出は相当なものです。
かつては一枚の紙の中央に別宮八剣宮の印と上知我麻神社の印を上下に押された御朱印でしたが、現在は別々の紙に押していただけます。
今は頂くことができないかもしれませんが、二つの印が一枚の紙に押されているものも珍しくて貴重な感じがしますね。
上知我麻神社の御朱印も上知我麻神社の社務所でいただけす。
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高座結御子神社(たかくらむすびみこじんんじゃ)/境外
古くから子供の守り神として信仰されてきた高座結御子神社は、尾張の祖神・高倉下命(たかくらじのみこと)をお祀りしています。
高座結御子神社は熱田神宮を挟む大津通または伏見通を2キロほど北上した場所にあります。
熱田神宮に近い地下鉄名城線「神宮西駅」から一駅先の「西高蔵駅」が最寄り駅ですが、大通りをまっすぐ移動していきますので、歩いても迷わず行けそうな距離です。
高座結御子神社に入る道だけが1車線ほどの少し細い道路になっています。
鳥居をくぐり太古から育つ木々が生い茂る「高蔵の森」を抜けると、突然見晴らしがよい敷地が現れ、突き当りにお社が見えます。
高座結御子神社の御朱印は印の中の「座」の文字が特徴的です。
「座」の文字にある二つの「人」という部分に注目してください。
御朱印の中の「座」では左側の「人」が「〇」、右側の「人」が「×」になっています。
どうしてこのような文字になっているかは謎です。
以前は印の上に墨書きを書いてくださったり、印の下に丸いお社のスタンプが押されたものもあったようですが、近年では熱田神宮と同じ「奉拝」と印のみのシンプルなスタイルです。
御朱印は境内の左手にある授与所でいただけます。
とにかく見晴らしが良い場所ですので、すぐに見つけることができるでしょう。
氷上姉子神社(ひかみあねこじんじゃ)/境外
熱田神宮からは少し南に離れた名四国道沿いにある境外摂社です。
東海道本線の大高駅から徒歩20分、名古屋高速3号大高線の平野池下付近にあります。
高速道路に隣接していますが、広い鎮守の森に囲まれた静寂とした雰囲気の神社です。
氷上姉子神社の御祭神は日本武尊の妃・宮簀媛命。
もともと氷上姉子神社で祀っていた草薙神剣を熱田神宮に遷したという由緒があり、熱田神宮の創祀に最も縁が深い神社と伝わります。
氷上姉子神社の御朱印は、熱田神宮のほかの御朱印と比べて印影が細く優しい印象です。
御朱印がいただける場所は境内左手の授与所です。
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熱田神宮の御朱印帳のデザインやサイズ・価格
熱田神宮では御朱印のことを「御神印」と呼ぶのと同様に、御朱印帳のことを「御神印帳」と呼びます。
(ここでは便宜的に御朱印帳と書かせていただきます)
「御神印」同様由来ははっきりとはわかっていないのですが、神様から頂戴する印であるという敬いからではないかと言われています。
熱田神宮オリジナルの御朱印帳面のデザイン1種類です。
- サイズ:16cm×11cm
- 価格:1,000円
表紙には熱田の杜を彷彿とさせる深い緑色の地に 金色の神紋「五七桐竹紋」が施されています。
裏表紙には「熱田神宮」の文字が金押しされています。
究極にシンプルで洗練されたデザインです。
御朱印をいただく紙が蛇腹になっていますので、広げた時には見ごたえがあります。
サイズは縦16センチ×横11センチの一般的な神社サイズ、価格は1,000円です。
御朱印帳も、御朱印と同じ本宮近くの授与所で購入でき、朝の7時から日没まで取り扱っています。
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熱田神宮の駐車場について
熱田神宮の境内には3か所駐車場があり、参拝者と場内の結婚式場の利用者は無料で駐車できます。
時間制限もないので、広い敷地をゆっくり参拝できることができて嬉しいですね。
◎東門駐車場(約300台)
大津通り沿いにある東門の右手奥の第1駐車場、右手入ってすぐの第2駐車場、東門左側熱田神宮学院に隣接する第3駐車の3つの駐車場から成ります。
◎西門駐車場(工事中、バスのみ6台)
工事前は約40代停めることができた西門駐車場は伏見通(国道19号線)に面している西門鳥居の右側です。
◎南門駐車場(約60台)
正門の鳥居手前右側にあり参拝しやすい位置にあります。
駐車場は基本的に午後5時に閉門し、夜間使用できる駐車場は「西門駐車場」のみです。
御朱印の受付時間が日没までとなっていますので、午後5時を過ぎても参拝する予定があるときは、境内の外で使用できる駐車場を確認してからのお参りがお勧めです。
工事が終わり西門駐車場が使用できるようになれば、台数が少ない西門駐車場が穴場かもしれませんね。
年末年始の初もうで期間(12月31日、場所によっては12月28日~翌年1月5日、熱田まつり(6月5日)は駐車場の敷地に露店が出るので使用できません。
正月初詣期間は熱田神宮東門付近が歩行者天国になり、一般車両が通行できなくなりますのでご注意ください。
祭典行事などで駐車場の使用制限がある場合や使用不可の場合があります。

熱田神宮公式サイトのトップページ「最新情報」で告知されますので要チェックですね。
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まとめ
太古より神剣を祀り、人々に親しまれてきた熱田神宮は毎年3が日だけで230万人もの人が訪れるという人気のパワースポットです。
熱田神宮には期間限定の御朱印や賑やかなデザインの御朱印はありません。
5種類とも同じデザインで統一され、他に類を見ないシンプルなものです。
いつ頃から「奉拝」「参拝日」「押印(朱印)」の3つだけになったのかは定かではありませんが、印の字体も非常に読みやすく、どこにお参りしたかすぐにわかります。
蛇腹式の御朱印帳を開いて5つの御朱印を眺めると、熱田神宮の厳かな空気が思い出されるかもしれませんね。
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